そろそろ新しいパソコンに買い換えたい方へ。
そういえば、今使っているパソコンにMicrosoftのOfficeが入っているが、新しく買うパソコンに、このOfficeって移行できるのかな?
Officeがインストールされていないパソコンだと割安で購入できるので、移行できればそっちの方がお得ジャン。
と考えている方へ。
自分自身も、少しでも安く新しいパソコンを買いたいがため、今使っているパソコンから新しいパソコンへOfficeを移行できるか調べましたので、その結果をまとめてあります。
Officeは新しいパソコンに移行できるの?
結論から言いますと、今使っているパソコンにインストールされているOfficeのライセンスによります。
新しいパソコンに移行できるかはライセンスによる
MicrosoftのOfficeには、様々な種類とライセンス形態があるため、今使っているパソコンにインストールされているOfficeのライセンスによって、新しいパソコンに移行できる・できないが別れてきます。
ライセンス形態によって、
- 今インストールされているパソコンでしか、そのOfficeが使えない。
- 今のパソコンからアンインストール。または2台目として、新しいパソコンにインストールできる。
といったように、ライセンスによって分かれております。
では、ライセンスについて確認してみましょう。
新しいパソコンに移行できないライセンス
新しいパソコンに移行できないライセンスのOfficeは、プレインストール版 Officeといいます。
これは、パソコンに最初からOfficeが搭載されている場合に付与されているライセンスです。
OEM版と呼ばれることもありますが、家電量販店や各ショップで販売されているパソコンに最初からインストールされているものをOEM版と呼んでいます。
そのため、今お使いのパソコンを購入する際に、最初からOfficeが搭載されていた場合は、残念ですが新しいパソコンにそのOfficeを移行することができません。
▼これは今、筆者が使っているパソコンに付属していたOfficeのライセンスカードです。
このカードにもちゃんと書いてありましたね。
- Office Personal
- Office Home & Business
- Office Professional
- Office Professional Academic
などOfficeの種類もありますが、この種類に関係なく、パソコンに最初からOfficeが搭載されていた場合には、新しいパソコンにOfficeは移行できません。
無念…。
ちなみに余談ですが、オークションや某ネットショップで、Officeのライセンスが数千円で販売されている場合がありますが、おそらくこのライセンスを転売していると思われます。怪しいライセンスの購入には十分ご注意ください。
合わせて確認してみる
レノボ:1年に1度のブラックフライデーからOffice付きPCを探してみる【12月2日(木)まで】
新しいパソコンに移行できるライセンス
新しいパソコンに移行できるライセンスのOfficeは、
- Office 製品 POSA カード版(パッケージ版) / ダウンロード版
- Microsoft 365 Personal(旧称 Office 365 Solo)(個人向けのサブスクリプション版)
のいずれかになります。
これは、パソコンとは別に、Microsoftのオンラインやネットショップ、家電量販店などで購入したOfficeのライセンスになります。
現在、DVD-ROMなどからOfficeをインストールする従来のパッケージ版(媒体)は存在しておらず、代わりにライセンスキーが書いてあるPOSA カード版というものに置き換わっています。そのため、POSA カード版 = パッケージ版 と考えて大丈夫です。
Microsoft 365 Personal(旧称 Office 365 Solo)(個人向けのサブスクリプション版)については、永続ライセンスではなく年次または月次ごとにライセンス料を支払うライセンス形態です。
この場合、パソコンとは関係なくOfficeのライセンスを購入していますので、今使っているOfficeを新しいパソコンに移行・インストールすることができます。
さらに、このライセンスは1ユーザーで2台のパソコンまでインストールすることができます。
※Microsoft 365 Personal は同時に5台のデバイスで利用可能
そのため、使用者が「あなた」=「1ユーザー」なら、今使っているパソコンと新しいパソコンそれぞれにインストールして使うことが可能です。
もし今使っているパソコンはもう処分する場合、念のためOfficeをアンインストールして、1台分のライセンスを空けておいた方がいいでしょう。
▼これがパッケージ版のOfficeライセンスカードです。(ダウンロード版はイメージです)
Officeのライセンスを知っておくと節約にもなる
新しいパソコンに移行できる・できないライセンスがあることが分かったところで、Officeの移行はちょっと置いておいて…。
では、新しいパソコンを購入する際、Office搭載のパソコンを買った方が良いのか?それともパソコンとは別でOfficeを購入した方がいいのかを試案してみたいと思います。
Office搭載の有無によるパソコンの価格差
Officeが搭載されているパソコンと、Officeが搭載されていないパソコンでは、どれだけの価格差があるのかを見てみましょう。
例えば、筆者がパソコンを購入する際に、クーポン適用でコスパ最高のため必ず検討対象に入れているLenovoのメーカーより、
ThinkPad史上最軽量の13.0型モバイルノートパソコンとして5点満点のなか4.6という高評価の新商品 ThinkPad X1 Nano を比較対象とすると、
- ThinkPad X1 Nano(Office非搭載)
- クーポン適用価格:\177,980(定価:\292,380)
- ThinkPad X1 Nano(Office搭載)
- クーポン適用価格:\197,120(定価:\324,280)
※Microsoft Office Home & Business 2019(プリインストール版)
- クーポン適用価格:\197,120(定価:\324,280)
のため、クーポン適用価格で 差額\19,140 になります。
※2021/08/08時点の比較
※さらにLenovoは、1年に1度のブラックフライデー中です!(2021年12月2日(木)まで)
レノボ:ブラックフライデーからOffice付きPCを探してみる
移行できるライセンス(POSA カード版(パッケージ版) / ダウンロード版)の値段は
一方、移行できるライセンスとして最も安いのは
Microsoft Office Personal 2019のダウンロード版
で、Amazonで確認すると、この記事を書いている時点だと \30,352 で販売されております。
上記のLenovoのパソコンで考えると、Office搭載パソコンを購入するよりも \11,212 割高になってしまうことになります。
計算式)
・Officeが搭載しているパソコンを購入した場合:
ThinkPad X1 Nano(Office搭載):販売価格:\197,120
・Officeが搭載していないパソコン+別途Officeライセンスを購入した場合:
ThinkPad X1 Nano(Office非搭載):販売価格:\177,980
+
Microsoft Office Personal 2019のダウンロード版:\30,352
= \208,332
⇒ Office搭載パソコンと比較すると、\11,212 割高になる。
ただし次回パソコンを購入する際に、Officeを別途購入しなくてもよくて、さらに1つのライセンス購入で2台のパソコンに同時インストールできるというメリットがあります。
さらに、前節で触れていたMicrosoft 365 Personal(個人向けのサブスクリプション版)もあります。
このライセンス料金は、年次または月次ごとにライセンス料を支払う形で、年間契約だと\12,984/年になります。
1年間で\12,984は高いと感じるかもしれませんが、常に最新のバージョンで利用できるほか、同時に5台のデバイス(Windows PC またはMac、タブレット、スマートフォン (Windows、iOS、Android)) で使用でき、Microsoft のエキスパートからチャットや電話で技術サポートを受けられるなど、他のライセンスにはない付帯サービスが付いています。
このように、Office搭載パソコンかOffice非搭載パソコンかのどちらがお得か。
またはMicrosoft 365 Personalの年次または月次契約がお得かというのは、Officeを使うパソコンの利用台数や現時点のOfficeライセンスの有無。また、買い替え頻度にもよって、長い目で考えると一概にどれが良いかが分かれると思います。
結果として、自身の環境によって検討いただくのが一番良いということになりました。
合わせて確認してみる
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あまりOfficeは使わないけれど念のため欲しいという方へ
やっぱOfficeって高いよね。
家庭でちょっとした家計簿や住所録のまとめにExcelを。
大学のちょっとしたレポートにWordを。
と、Officeがあった方が便利だけど、そこまで高い金額を出してまでは費用対効果が薄いな。。
とお考えのあなたへ。
本来の製品版Officeから機能制限(マクロやピポットテーブル、差し込み印刷など)はあるものの、Excel・Wordはもちろんのこと、さらにPowerPointやOneNote・Outlookなどなど、その他のOffice機能も含めて、すべて無料で使えるサービスがあります。
それが Web 版 Office になります。
自身のパソコンにインストールするのではなく、インターネットを通じてWEBブラウザを介して利用するため、ネットに繋がる場所でしか使用できず、多少動作もモッサリする場合もありますが、それらが許容できれば、高いライセンス料を払わずに無料でOfficeを利用することができます。
利用方法は、こちらで説明しています。
>>Office Onlineを無料で使う方法【使い方・注意点も】
この利用方法でOfficeのライセンス料を無料にして、浮いた金額をパソコン購入資金に回すことで、もう一段階高いスペックのパソコンに手が届いたりしますね。
ということで、Web 版 Office の利用も検討するといいかもしれないです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
それではよきパソコンライフを。