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【OneDrive】個人用Vaultの使い方と安全性を説明

Office

Microsoft社が提供している「OneDrive」のサービスを使っているけど、

セキュリティって大丈夫なの?

大事なファイルは流出しない?

と思っている方へ、ぜひ知ってほしい便利な機能があります。

この記事を読むことで、

  • OneDriveに元々ある「個人用Vault」ってなに?
  • 「個人用Vault」を使うことによるメリットは?
  • 注意点は?
  • 「個人用Vault」はどうやって使うの?

が身に付くように、説明しています。

ぜひこの記事を読んで、OneDriveをもっと便利に活用してください。

OneDriveってなに?
という方は、こちらで簡単に説明していますので参考にしてください。
>>【OneDrive】ログインから使い始めるまでたった3分の方法
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OneDriveに元々ある「個人用Vault」ってなに?

「個人用Vault」とは何かを説明します。

これは、OneDrive上にある通常のフォルダより、セキュリティを高めたフォルダになります。

Vault(ボールト)とは「金庫」という意味で、金庫のように守られているフォルダという意味になります。

金庫って重要なモノを入れておいて、自分だけが知っている暗証番号で開けられるようにすることで、その中身が紛失・流出しないように守っていますよね?

それと同じ役割をしているのが、「個人用Vault」のフォルダになります。

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「個人用Vault」を使うことによるメリットは?

次に「個人用Vault」のメリットを説明します。

個人用Vaultを使うと、

  • 2段階認証で保護される
  • 非アクティブ状態が20分続くと自動的にロックされる

といったセキュリティ保護が受けられます。

それぞれ説明していきます。

2段階認証で保護される

通常、OneDriveを利用する際には、Microsoftアカウントを利用してログインすることで、OneDriveが使えるようになります。

これが1段階目の認証です。

その中にある「個人用Vault」を利用する場合には、さらにもう1段階認証が必要になってきます。

メールやSMS経由で送信される、その時しか使えない一時的なセキュリティコードで認証することで、初めて「個人用Vault」にアクセスできるようになります。

これが2段階認証で保護されている意味になります。

そのため、万が一にMicrosoftアカウントとパスワードが第三者に流出しても、「個人用Vault」のフォルダの中にあるファイルにはアクセスができないため、重要なファイルを守ることができます。

例えるなら、

家の中に泥棒が侵入したけど、金庫の中までは開けることができず、重要な銀行通帳や印鑑、現金は守ることができた。

ということになります。

非アクティブ状態が20分続くと自動的にロックされる

「個人用Vault」のフォルダが、いくら2段階認証で保護されているとはいえ、自分で認証解除して、「個人用Vault」フォルダを開きっぱなしにした状態で、パソコンの前から離席したらどうでしょうか?

金庫で例えると、金庫を開けっぱなしにして外出している状態と同じです。

これでは、金庫の中見を盗られるリスクがありますよね?

これを回避するために、「個人用Vault」フォルダを使っていない状態が20分続いたら、自動的にロックがかかる。という制御が入っています。

基本的には、金庫を開けて中身を確認したら閉める。

これと同じで、「個人用Vault」の認証を解除して、中身を確認したらロックする。

という操作が必要ですが、

もしロックするのを忘れても、20分たったら自動でロックするよ。

ということです。

注意点

ただし、「個人用Vault」を使う場合には以下の注意点があります。

無料でOneDriveを使っている場合、個人用Vaultに保存できるファイルは3つまでとなります(フォルダは除く)

そのため、無料でOneDriveを使っている場合は、何のファイルを置くかの判断が重要になってきます。

Microsoft 365 Personal(旧称 Office 365 Solo)の有料プランでは、個人用Vaultに保存できるファイルは無制限となります。

また、有料版のOfficeアプリケーションが使えるようになる

  • Office Personal 2019
  • Office Home & Business 2019

のライセンスを持っていたとしても、このライセンスの中にOneDriveの有料サービスまでは入っていません。

そのため、個人用Vaultに無制限でファイルを保存したい場合には、

月(または年)契約が必要な、Microsoft 365 Personalを申し込む必要がありますので、ご注意ください。

次は、実際に個人用Vaultの使い方を説明していきます。

個人用Vaultの使い方

個人用Vaultの使い方を説明します。

OneDrive上に元々ある「個人用Vault」をクリックします。

(アイコンが金庫になっています)

始めて個人用Vaultを開くと、確認メッセージが表示されるので、「次へ」をクリックします。

本人確認の画面になりますので、右下の「確認」をクリックします。

ログインしているMicrosoftアカウントのパスワードを入力します。

「アカウント保護にご協力ください」と表示された場合、保護のために入力が必須になります。

通常は電話番号を登録していきます。

詳しい登録方法は以下で説明していますので、参考にしてください。

>>アカウント保護と本人確認について

アカウント保護まで登録すると、個人用Vaultがロック解除された状態でメニューが表示され、利用できるようになります。

前節でも触れましたが、メニューにも表示がありますように、無料でOneDriveを使っている場合、個人用Vaultに保存できるファイルは3つまでとなりますので、ご注意ください。

個人用Vaultにファイルを移動する方法も、今までと同じように、ドラッグでファイルを移すことができます。

パソコン内部からファイルを移動する場合。

または、個人用Vault上部のメニューにある、「ファイルを移動する」をクリックして、OneDrive上にあるファイルを、個人用Vaultに移動することもできます。

個人用Vaultをロックする方法

個人用Vaultは、前節の通り20分放置しておくと自動的にロックがかかりますが、手動でロックをかける場合には、個人用Vaultを右クリックから「ロック」を選択します。

金庫アイコンが閉じた状態になります。

これで、個人用Vaultはロックされたことになります。

個人用Vaultをロック解除する方法

ロックされた状態から解除する場合には、個人用Vaultをクリックすると、2段階認証の確認が表示されます。

アカウント保護として登録されている携帯番号にSMSを送信してもらうため、「***にSMSを送信」を押します。

電話番号の確認のため、登録してある電話番号の末尾4桁のみを入力して、「コードの送信」を押します。

登録してある電話番号宛てにSMSが送信されますので、その中に記載があるセキュリティコードを入力して「確認」を押します。

個人用Vaultのロックが解除され、利用できる状態になります。

まとめ

このように、個人用Vaultのフォルダは、

  • 2段階認証で保護される(ロック解除にセキュリティコードが必要)
  • 非アクティブ状態が20分続くと自動的にロックされる
  • ただし、無料でOneDriveを使っている場合、保存できるファイルは3つまで

の条件のもと、重要なファイルを保存する場所となっています。

オンライン上に大切なファイルを保存しておくのは、ちょっと不安。

という、その不安を払拭できる機能ですので、便利に活用してみてください。