- 使わなくなったGoogleアカウントは、自動的に削除されるの?
- セキュリティ上、もしアカウントを使わなくなったら自動的に削除させたい。
この疑問に回答します。
Googleアカウントは、GmailやGoogleドライブ、Googleフォトなど様々なツールやアプリが無料で使える大変便利なアカウントです。
特にAndroid端末をお使いの場合には必須アカウントのため、Googleアカウントを取得されている方が多いと思います。
スマホとも連携しているため、Googleアカウント内には、思っている以上にたくさんの個人情報が保存されています。
そんな個人情報が含まれているGoogleアカウントだからこそ、もし今後何かしらの理由で使わなくなった場合の対処も、万全にしておきたいところです。
本記事では、Googleアカウントを使わなくなったら自動的に削除させる方法を解説しています。
自分の個人情報のみならず、家族や友人の情報も管理するべく、事前に見直しておきましょう。
この記事の構成です。
- Googleアカウントは自動的に削除されるのか
- Googleアカウントを使わなくなったら自動的に削除させる方法
- Googleアカウントが誤って削除された場合の復元方法
Googleアカウントは自動的に削除されるのか
結論から言うと、何も対策しないと自動的には削除されません。
一度アカウントを作成すると、基本的には永続的に残り続けます。
ただ、アカウントが Googleのポリシーに反している場合は、利用規約違反としてアカウントが無効。もしくは停止になる場合があります。
例えば、
- アカウントのハッキングまたは不正使用
- 不正行為のために複数のアカウントを使用する
- サービス ポリシーの違反
などが挙げられます。
Googleの利用規約はこちら。
>>https://policies.google.com/terms
ただ、これらの利用規約は、普通に使っていれば逸脱しないため、基本的には一度作ったアカウントは永続的に残ります。
そのため、アカウント内に含まれている連絡先や写真などの個人情報も、必然的に残ったままになります。
では、もし今後Googleアカウントを使わなくなった・使えなくなった場合、削除されないの?
実は事前に設定しておくことで、自動的に削除させる方法があります。
Googleアカウントを使わなくなったら自動的に削除させる方法
Googleアカウントには、アカウントを使わなくなったら自動的に削除させる方法が存在します。
事前に設定しておくことで、アカウントと合わせて不要な個人情報も一緒に削除できるため、今後使わなくなる場合も考えて、あらかじめ設定しておくことをオススメします。
具体的な手順を解説していきます。
Googleアカウントを自動的に削除させる手順
自動的に削除させたいGoogleアカウントで、ログインします。
ブラウザがChromeの場合には、Googleアカウント画面を表示します。
直接アクセスする場合はこちら
>>https://myaccount.google.com/
Googleアカウント画面の左側メニューから「データとカスタマイズ」を選択します。
表示された画面から「アカウントのプランの作成」を選択します。
アカウント無効化管理ツールが表示されます。
「開始する」をクリックします。
3つの設定設定がありますので、それぞれ設定していきましょう。
Google アカウントが長期間使用されていないと判断するまでの期間の指定
まず「長期間使用されていないと判断するまでの期間」を指定します。
右側のエンピツマークをクリックします。
待機期間が選択できます。
3か月だと入院などでネットが利用できない場合も含まれる恐れがあります。
12か月ぐらいが良いと思いますが、よく考えてから設定しましょう。
期間を選択したら「保存」をクリックします。
選択した期間に応じて、表示が変更されます。
選択した期間に応じて、〇か月前に事前連絡がきます。
「電話番号を追加」をクリックして、事前連絡を受取るSMSの電話番号を追加します。
元々、Googleアカウントに電話番号が登録されている場合は、既に表示されています。
他の電話番号を利用したい場合は、「別の番号を使用する」を選択し「次へ」をクリックします。
SMS以外で、メールでも事前連絡を受取りたい場合は、
- 連絡先メールアドレスを管理
- 再設定用のメールアドレスを管理
をクリックして、メールアドレスを登録してください(任意です)
ここまでの登録に誤りがなければ「次へ」をクリックします。
通知する相手と公開するデータの選択
次の設定項目に移ります。
長期間使用されなかった場合に、自分以外にも通知を送るとともに、自分のGoogleアカウントが持っているデータを共有することができます。
意図せず長期間使用できなかった場合、Googleアカウント内のデータを他の人に共有したい場合に設定します。
他の人のユーザーを選択する場合には、「ユーザーを追加」をクリックします。
長期間使用されなかった場合に、自分以外に通知を送りたいユーザーのメールアドレスを入力し、「次へ」をクリックします。
自分のデータを共有したい場合、対象データを選択し「次へ」をクリックします。
Aさんにはこのデータ、Bさんにはこのデータ。といった振り分けも可能です。
追加したユーザーの本人確認のため、そのユーザーの電話番号の入力や、メッセージを添えることもできます。
必要に応じて入力し「保存」をクリックします。
指定した期間経過後、自分のGmailにメールが届いた場合、自動的に返信する内容も設定可能です。
必要に応じて設定しましょう。
ここまでの設定が問題なければ「次へ」をクリックします。
使用していないGoogle アカウントを削除するかどうかの設定
最後の設定項目です。
指定した期間が経過し、長期間使用されていないと判断された場合、アカウントを削除するかの確認です。
削除する場合は、右側のスライダーをONにして「プランの確認」をクリックします。
例えば、
長期間使用されていないと判断するまでの期間:12か月
の場合には、アカウントを12か月間使用していない場合に、長期間使用されていないと判断され、その3か月後(15か月目)にアカウントが削除されます。
最後にプランの確認です。
今までの設定に誤りがないことを確認して「プランを確認」をクリックします。
おつかれさまでした!
設定は以上になります。
これで、今後Googleアカウントを使わなくなった場合に、アカウントと一緒に個人情報も削除できますので、安心してデータを保存していけます。
Googleアカウントが誤って削除された場合の復元方法
もし、長期的な入院や何かしらの環境の変化で、長期間Googleアカウントやネット環境が使えなくなり、誤って自動的にアカウントが削除された場合、一定期間内であれば復元も可能です。
Googleアカウントの復元方法は、こちらにアクセスします。
>>https://accounts.google.com/signin/recovery
G Suite(有料アカウント)のユーザーでは、削除後20日までは復元できるみたいです。
削除したユーザー アカウントは、20 日後までは復元が可能です。20 日を過ぎるとデータは完全に削除され、G Suite サポートでも復元できかねますのでご了承ください。
ただし、通常のGoogleアカウントでは20日とは明言されておらず、「一定期間」とされています。
削除した Google アカウントは復元できる可能性があります。ただし、アカウントを削除してから一定の期間が経過している場合は、アカウントのデータを復元できないこともあります。アカウントを復元できた場合は、Gmail や Google Play などの Google サービスに通常どおりログインできるようになります。
G Suiteの有料ユーザーより、無料のGoogleアカウントの方が復元期間が長いことはあまり考えられないため、最長20日後までと考えておいた方がいいでしょう。
まとめ
Googleの設定項目名でもあるように、死亡した場合にも考えられた設定です。
使用していないサービス内に個人情報が永続的に残っているのは、セキュリティ上もよくないですよね。
簡単にできる設定なので、この機会にアカウントを自動的に削除させる設定を見直してみてください。