Windows7の無料サポート期間が2020年1月14日に終了しました。
有料サポートもありますが基本的には法人向けのため、一般家庭で個人的にお使いの場合には、2020年1月14日の時点でWindows7をお使いのパソコンにおいて、Microsoftからのサポートを受けることができなくなりました。
そのため、Windows7用のセキュリティ更新プログラムの配信もなくなりましたので、ウィルスの感染による情報漏えいなど様々なリスクが高まります。
まだWindows7をお使いの方向けに、Windows7を無料でWindows10にアップデートする方法をお伝えしていきたいと思います。
なお、無料でWindows10にアップデートできる期間が明確に公表されていないため、いつまでできるか分かりませんので、早めの実施をおすすめいたします。
それでは解説していきたいと思います。
Windows7を無料でWindows10にアップデートする方法
以下の内容でご説明していきます。
- Windows10にアップデートするための時間
- Windows10にアップデートする手順
- Windows10に無事にアップデートできました
Windows10にアップデートするための時間
実際にアップデートにかかった時間ですが、私のパソコンの場合は「約1時間」になります。
これはアップデートするパソコンのスペックやネットワーク環境に依存しますので、参考までにご認識ください。
ちなみに、実際に試したパソコンのスペックは以下の通りです。
| CPU | Intel Core i5-4590 3.30GHz |
|---|---|
| メモリ容量 | 4.00GB |
| 内蔵ストレージ容量 | SSD 120GB |
| ネットワーク(通信速度仕様) | IEEE802.11ac 約780.0Mbps |
約1時間以上はかかると思っていただければと思いますので、時間に余裕があるタイミングで実施しましょう。
Windows10にアップデートする手順
それでは実際にアップデートする手順については、以下の通りです。
まず最初は、MicrosoftのサイトからWindows10へのアップデートツールを入手します。
こちらのURL（https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10）にアクセスします。
Windows10へのアップデート用ツールのダウンロードページが表示されますので、「ツールを今すぐダウンロード」をクリックします。
パソコンの任意の場所に、ツールを保存します。
保存した実行ファイル（.exe）をクリックします。
「…変更を許可しますか？」と聞かれた場合は、「はい」をクリックします。
以下の画面のように準備が始まりますので、しばらく待ちます。
ライセンス条項の確認画面が表示されますので、「同意する」をクリックします。
引き続き準備画面が表示されますので、しばらく待ちます。
実行する操作の選択画面になりますので、「このPCを今すぐアップグレードする」にチェックが付いていることを確認して、「次へ」をクリックします。
進行画面が表示されますので、しばらく待ちます。
再度、ライセンス条項が表示されますので、「同意する」をクリックします。
再度、進行画面が表示されますので、しばらく待ちます。
ここでやっとインストール準備が完了となりますので、
- Windows10 Home をインストール
- 個人用ファイルとアプリを引き継ぐ
にチェックされていることを確認して、「インストール」をクリックします。
ここからインストールが始まります。
途中、パソコンの再起動が実施されたりと、けっこう時間がかかりますので、片手間作業がいいと思います。
以下のような画面が表示されていきます。
最後のあたりで、デバイスのプライバシー設定の選択画面が表示されます。
内容によっては個人情報をMicrosoftに送信する設定もあるため、以下の設定がよいかと思います。
（状況によって「はい」「いいえ」を切り替えて大丈夫です）
| オンライン音声認識 | いいえ |
|---|---|
| 位置情報 | はい |
| デバイスの検索 | はい |
| 診断データ | 基本 |
| 手描き入力とタイプ入力 | いいえ |
| エクスペリエンス調整 | いいえ |
| 広告識別子 | いいえ |
設定を切り換えた後、右下の「同意」を押します。
再起動され、Windows10のOSでパソコンが起動します。
場合によっては、Microsoft Edgeが表示されます。
Edgeの言語選択になりますので、「日本（日本語）」を選択して「Get started」を押します。
Microsoft Edgeの画面が表示されたままになりますので、右上の「×」ボタンを押して終了します。
おつかれさまでした！
これでWindows7からWindows10にアップデートされ、Windows10のOSで操作できる状態になりました。
Windows10に無事にアップデートできました
エクスプローラーから、「PC」を右クリック＞プロパティ より無事にWindows10にアップデートできたことが確認できます。
また、場合によってはWindows7で動いていたソフトウェアがWindows10では対応しておらず、以下のように自動的にパソコンから削除される場合もあります。
操作に問題なければ、そのままでも大丈夫です。
これでWindows10のOSにアップデートできて、通常通り操作できる状態になったのですが、念のために、更新プログラムの適用を実施して、最新になっているか確認することをおすすめします。
アップデート後：更新プログラムの確認・適用
Windows7からWindows10にアップデートした段階で、最新の更新プログラムが適用されていると思いますが、自身のパソコンの状況によっては最新のプログラムが適用されていない場合もあります。
念のため、すぐに最新のセキュリティ更新プログラムを確認しましょう。
セキュリティ更新プログラムの確認手順は以下の通りです。
（必ずネットワークに接続できる状態になっている必要があります）
デスクトップ画面の左下の「スタートメニュー」から「設定ボタン」を押します。
Windowsの設定画面が表示されますので、下部にある「更新とセキュリティ」を押します。
Windows Update画面が表示されますので、「更新プログラムのチェック」を押します。
更新プログラムによっては、「今すぐ再起動」ボタンが表示されますので、表示されたらクリックしてパソコンを再起動します。
何度も、更新プログラムの適用＞パソコンの再起動＞更新プログラムの適用…を繰り返して、以下のようにWindows Update画面で「最新の状態です」が表示されたら、現時点までのセキュリティ更新プログラムが全て適用できたことになります。
おつかれさまでした！
これで、Windows10での最新の更新プログラムも適用された状態になりました。
あとは通常通りにパソコンを操作いただいて大丈夫です。
いつまで無料でWindows10にアップデートできるか分かりませんので、
早めの対策をおすすめいたします。