現在一般的なWindows OSはWindows10となっています。
新しくパソコンを購入した場合、そのまますぐにパソコンを使って操作できる訳ではなく、初期セットアップが必ず必要になってきます。パソコンを購入する頻度も3年~5年に1回程度だと思いますが、その間にもWindows OSのバージョンアップがあったりと設定方法も変わり「設定方法がわからないよ…」と嘆いている方もいると思います。
そんなあなたにも分かりやすく、Windows10搭載パソコンの初期セットアップの方法をご紹介したいと思います。
設定によってパソコンは壊れませんし、例え間違っても後から設定を変更することもできますので、怖がらずにぜひトライしてみてください。
ここでセットアップ方法を紹介しているパソコン
まず最初に、この記事でセットアップ方法をご紹介するために使用したパソコンは以下になります。
メーカー | Lenovo(レノボ) |
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型番 | ThinkPad E480 |
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Core i5 8250U |
メモリ容量 | 8GB |
ストレージ容量 | SSD:128GB |
パソコンを起動してみよう【作業:約10分】
まず最初に、パソコンを箱から取り出して、電源ケーブルをコンセントにつないでから、パソコンの「電源ボタン」を押して起動してみましょう。
(大体のパソコンでは右上に電源ボタンがありますので、それを1回押します)
パソコンの電源を入れると、2~3分は暗い画面のままの状態ですが、安心してください。
その後、青い画面になって初期セットアップの案内メッセージが流れます。
一緒に音声でも案内が読み上げられますので、ボリュームにはご注意を。
セットアップ:「基本」の設定【作業:約2分】
パソコンの画面に、セットアップの案内が表示されますので、画面の指示に従って設定を行っていきます。
まず最初は、お住まいの地域を設定しますので「日本」を選択して右下の「はい」を押します。
キーボードのレイアウトは「Microsoft IME」のまま「はい」を押します。
2つ目のキーボードレイアウトは、通常は不要ですので「スキップ」を押します。
セットアップ:「ネットワーク」の設定【作業:約10分】
続いて、ネットワークの設定になります。
今のパソコンは、基本的に無線LAN(Wi-Fi)に接続する方法になります。
ここでは自動的にWi-Fiのアクセスポイント(SSID)が検知され表示されます。
この段階でネットワークの設定を行わない場合は、左下の「今はスキップ」を押します。
利用できるアクセスポイントがある場合は、そのアクセスポイントを選択して「接続」を押します。
選択したアクセスポイントのセキュリティキーを入力して「次へ」を押します。
選択したアクセスポイントが接続済みの状態になりましたら、「次へ」を押します。
「重要なセットアップを実行します。」と表示され、5分ほどの待ち状態になります。
セットアップ:「アカウント」の設定【作業:約15分】
続いて、アカウントのセットアップになります。
使用許諾契約の画面が表示されますので、内容をご確認いただき「同意」を押します。
Microsoftのアカウントでサインイン(ログイン)が求められます。
- 既にMicrosoftアカウントをお持ちの方は、そのIDを入力欄へ入力して右下の「次へ」を押してください。
- まだMicrosoftアカウントを持っていない方は、入力欄下の「アカウントの作成」を押してください。
- Microsoftアカウントでのサインイン(ログイン)が不要な方は、左下の「オフライン アカウント」を押してください。
再度アカウント利用の確認画面が表示されますが、左下の「制限付きエクスペリエンス」を押します。
パソコンを使うユーザー名を聞かれますので、入力欄にユーザー名(ご自身のお名前など)を入力して、「次へ」を押します。
続いて、そのユーザーのパスワードを入力して、「次へ」を押します。
(このパスワードが、パソコンにログインする際のパスワードになります)
再度、パスワードの入力を求められますので、先ほどと同じパスワードを入力して「次へ」を押します。
もしパスワードを忘れてしまった場合、決められた質問に対して回答することでパスワードを復旧することができます。その質問に対しての回答を3パターン入力します。
上の欄からセキュリティの質問を選択して、下の欄にその回答を入力して「次へ」を押します。
(セキュリティの質問が3つ必要ですので、この手順を3回繰り返します)
セキュリティの質問は以下の内容から選択します。
このパソコンで行った操作履歴を、他のパソコンでも利用する場合には「はい」を押します。
個人的には不要と考えますので、「いいえ」を選択します。
セットアップ:「サービス」の設定【作業:約15分】
次はサービスの設定になります。
デジタルアシスタント(Cortana:コルタナ)を利用するかを聞かれます。
パソコン上で行った操作を元に、コルタナというアシスタントツールを活用する場合は「同意」を押してください。
個人的には不要と思いますので、「拒否」を選択します。
プライバシー設定の選択になります。
内容によっては個人情報をMicrosoftに送信する必要もあるため、以下の設定がよいかと思います。
(状況によって「はい」「いいえ」を切り替えても大丈夫です)
オンライン音声認識 | いいえ |
---|---|
位置情報 | はい |
デバイスの検索 | はい |
診断データ | 基本 |
手描き入力とタイプ入力 | いいえ |
エクスペリエンス調整 | いいえ |
広告識別子 | いいえ |
設定を切り換えた後、右下の「同意」を押します。
「デバイスを保護する」画面は、メーカーによって表示が異なると思います。
個人的には不要と思いますので、未入力のまま「次へ」を押します。
メーカー側(この場合はLenovo)のアカウントで、パソコンのサポートを行うかの設定です。
ここでは特に設定不要ですので、全てチェックを外して「次へ」を押します。
セットアップが進みますので、しばし待ちます。
デスクトップ画面が表示されて、Microsoft Edgeが表示されます。
Edgeの言語選択になりますので、「日本(日本語)」を選択して「Get started」を押します。
おつかれさまでした!
これで初期セットアップの設定が完了して、Windowsパソコンが操作できる状態になりました。
最後はセキュリティ対策として、現時点までのセキュリティ更新プログラムを適用を行います。
この更新プログラムを適用しないと、最新のWindows OSにならずウィルスの感染による情報漏えいなど、様々なリスクが高まりますので、必ず実施しましょう。
セットアップ後:更新プログラムの適用【作業:約1時間30分】
パソコン購入した時点のOSのままでは、その時点までの最新のセキュリティ更新プログラムが適用されていません。
そのため、そのままではウィルスの感染による情報漏えいなど、様々なリスクがありますので、パソコンの初期セットアップが終わった後は、すぐに最新のセキュリティ更新プログラムを適用しましょう。
セキュリティ更新プログラムの手順は以下の通りです。
(必ずネットワークに接続できる状態になっている必要があります)
デスクトップ画面の左下の「スタートメニュー」から「設定ボタン」を押します。
Windowsの設定画面が表示されますので、下部にある「更新とセキュリティ」を押します。
Windows Update画面が表示されますので、「更新プログラムのチェック」を押します。
利用可能な更新プログラムがチェックされ、ダウンロード・インストールが始まります。
全ての更新プログラムを一気にインストールできませんので、ある程度の更新プログラムがインストールされたら「今すぐ再起動」ボタンが表示されますので、表示されたら押してパソコンを再起動します。
パソコンの再起動が行われたら、この画面が表示されます。
Windows10では、この画面になったら画面のどこでもいいので押すと、ログイン画面が表示されます。
パスワードを聞かれますので、初期セットアップ中に設定したパスワードを入力して、Enterキーを押すとパソコンにログインできます。
パソコンにログインできたら再度、デスクトップ画面の左下の「スタートメニュー」>「設定ボタン」>「更新とセキュリティ」>「更新プログラムのチェック」から更新プログラムのインストールを行います。
「更新プログラムのチェック」を行って、途中に以下のような表示がされたら、この更新プログラムも「今すぐダウンロードしてインストール」を押して、適用します。
機能更新プログラムは、時間がかかりますので、以下のような表示になる場合もあります。
その場合は、「今すぐ再起動」を押します。
(時間に余裕がない場合は、「時刻を選択」や「今夜に再起動」を選んで再起動タイミングを変更することも可能です)
何度も、更新プログラムの適用>パソコンの再起動を繰り返して、以下のようにWindows Update画面で「最新の状態です」が表示されたら、現時点までのセキュリティ更新プログラムが全て適用できたことになります。
おつかれさまでした!!
これで、初期セットアップからセキュリティ更新プログラムまでの操作が完了となります。
この後は、普通にパソコンを使用できる状態ですので、素敵なパソコンライフをお過ごし下さい。
それでは、本日の手順は以上となります!