MicrosoftのOfficeって意外とライセンス料金が高いですよね。
しかも、Officeにはいろいろな有料版ライセンス形態があって、どれが一番自分に適しているのか分からない。
なんとか安くOfficeを使えないだろうか…。
・基本的にExcelとWordぐらいは欲しい
・Excelも家計簿程度の計算式しか使わない
・Wordはあまり使わないけど念のため使えた方がいい
・できるだけ安くOfficeを使いたい
といった方には、全て無料で利用できるOffice Onlineがおすすめです。
Office Onlineは、有料版のOfficeと比べると機能が制限されますが、Webブラウザ上で操作できるオンライン上で使えるOfficeで、すべて無料で使えます。
使い方は簡単で
- パソコンからOffice Onlineを起動する
- Microsoftアカウントでログインする
- 使いたいOffice(Excelとか)を起動する
といった手順だけですので、すぐお使いいただけます。
それでは早速説明していきます。
Office Onlineを無料で使う方法
まず最初に、パソコンからOffice Onlineを起動します。
以下のMicrosoftサイトにアクセスしてください。
MicrosoftのOffice Onlineサイト
>>https://products.office.com/ja-jp/free-office-online-for-the-web
サイトを開いたら、「Office.com から無料で使用する」をクリックします。
Windows 10 のOSをお使いの場合
Windows 10 のOSを使っている場合、標準でパソコン内にOffice Onlineのリンクが入っていますので、パソコン内から起動することもできます。デスクトップ画面を表示している状態で、左下のスタートメニューを開くとOfficeのアイコンがピン留めされています。
ここから、右側のExcelやWorkのアイコンが小さくグループで並んでいる箇所をクリックします。
それぞれのアイコンが表示されますので、使いたいソフトをクリックします。
※ここでは Excel をもとに説明していきます。
- MicrosoftのOffice Onlineサイト
- Windows10内のOffice Onlineのリンク
どちらから操作しても、Office Onlineを使う場合には、Microsoftアカウントが必要になりますので、ログインを求められます
もしMicrosoftアカウントをお持ちでない場合、こちらの記事を参考に作成してください。
ご自身のMicrosoftアカウントを入力して、「次へ」をクリックします。
アカウントのパスワードを入力して、「次へ」をクリックします。
Office Onlineのメニュー画面が表示されます。
※Windows 10 のパソコンで、スタートメニューからOfficeの各ソフトを直接起動した場合、このメニューは表示されません。
メニュー画面から、使いたいOfficeのソフトを選択します。
※この手順では Excel を例として説明します。
Excelのメニューが表示されます。
※Windows 10 のパソコンで、スタートメニューからOfficeの各ソフトを直接起動した場合、このメニューが表示されます。
新しくファイルを作成したい場合は、「新しい空白のブック」をクリックします。
ブラウザ上でExcelが起動して、そのまま使うことができます。
このように、Office Onlineは Microsoftアカウント さえあれば誰でも無料で使えます。
Officeのライセンス料を安く済ませたい方にはおすすめです。
Office Onlineの一部機能制限について
冒頭にもありますが、有料版のOfficeと比べるとOffice Onlineは機能が一部制限されます。
具体的には、以下のMicrosoftサイトに記載があります。
※Microsoftサイト上では、無料のOffice Onlineを「*** for the web」または「Web用」
有料版Officeを「デスクトップ アプリ」と記載されています。
▼全体的(Word、Excel、OneNote、PowerPoint)の相違点が表でまとまっています。
▼具体的な相違点が、各ソフトごとに記述されています。
Office Onlineを操作する場合の注意点
いざOffice Onlineを使い始めると、通常のOfficeといきなり違っている箇所があります。
最初の使い始めで、戸惑うと思われる部分ですが、
- 上書き保存が自動で行われる
- ファイルは、OneDrive上(オンライン上)に自動保存される
- 保存したファイルを起動する場合、OneDrive上(オンライン上)からしかできない
があります。
それぞれ説明してきます。
上書き保存が自動で行われる
Office Onlineを操作していて、そのファイルを保存する操作は不要です。
通常のOfficeであれば「上書き保存」や「Ctrl + S」で保存しますが、Office Onlineでは保存が自動的に行われます。
操作を行っていると、上部中央に以下のような表示がされますので、これで自動保存されたことが分かります。
左上にある「ファイル」>「名前を付けて保存」を選択すると、このような表示になります。
ここにも、自動的に保存されることが書いてありますね。
保存忘れがなくなるため、これはこれで便利な機能です。
ファイルの保存場所は、OneDrive上(オンライン上)にしかできない
「ファイルが自動保存される」と説明しましたが、どこに保存されるのでしょうか?
それは、OneDriveに保存されています。
OneDriveとは、Office Onlineで使える一つのソフトなのですが、オンライン上にファイルを保存しておけるサービスです。
このOneDrive上に、自動的にファイルが保存される仕組みになっています。
OneDriveに移動するためには、
例えば今、Office Onlineの何かのソフトを表示している場合は、左上のメニューボタンからOneDriveを選択すると起動できます。
もしくは、Office Onlineを起動するためにアクセスした以下URLから、OneDriveを選択します。
MicrosoftのOffice Onlineサイト
>>https://products.office.com/ja-jp/free-office-online-for-the-web
OneDriveを起動すると、このような表示メニューになります。
先ほど操作したExcelファイルもここに保存されています。
保存したファイルを起動する場合、OneDrive上(オンライン上)からしかできない
ファイルの保存先が自動的にOneDriveになりますので、保存したファイルを起動する場合も、OneDrive上からとなります。
OneDrive上から、該当ファイルを選択します。
そのファイルに紐づくOffice Onlineのソフトが起動してファイルが開きます。
まとめ
このように、Microsoftアカウントさえあれば、Webブラウザ上で起動してOfficeを無料で使えます。
メリットとしては
- Microsoftアカウントさえあれば、無料で使える
- ログインさえすれば、すぐ使える状態になる
- OneDrive上にファイルが保存されるため、ネットに繋がる環境化であれば、そのファイルをどこからでも閲覧・編集できる
デメリットとしては
- ネットに繋がらない環境化では、使えない
- 有料版のOfficeと比べると機能が一部制限されている
- 操作に多少クセがある
- Webブラウザ上で動くため、動作がやや遅い
といった内容になります。
最初はOffice Onlineを使って、もし使う環境や機能に不満を感じたら、有料版のOfficeを検討する。
という方法もありかと思います。
ぜひご参考にしてください。