- セキュリティソフトのシェア率を知りたい
- 日本のセキュリティソフトの販売ランキングを知りたい
- 市場規模からみる利用ユーザーが多いランキングを知りたい
この疑問を解説いたします。
インターネットの普及にともない、巧妙化されているサイバー攻撃からパソコンや個人情報を守るため、「セキュリティソフト」の需要も高まっています。
いざ導入を検討しても、たくさんのセキュリティソフトがあって、どれがより安心できるのか迷うと思います。
そんなときは、シェア率や市場規模も気にしてくださいね。
使っているユーザーが多ければ、それだけ安心でき使いやすい商品だと分かります。
さらに、利用ユーザーのウイルスブロックなどの情報などが集まり、
- より多くの統計情報をもとに
- より安全な
- より使いやすい
サービス向上の可能性が秘められています。
この記事では、セキュリティソフトの世界シェア率と日本の販売ランキングを解説しています。
迷っている間にも、日々危険にさらされているパソコンと個人情報。
ぜひ損をしない商品を見つけてくださいね。
セキュリティソフトの世界シェア率【メーカー別】
セキュリティソフトの世界シェア率を、メーカー別にまとめた結果が以下になります。
出典:OPSWATが2020年5月に公表しているWindowsマルウェア対策市場シェアレポート より
1位は、ノートン(Norton)を販売しているノートンライフロック(旧シマンテック)です。
日本で一番有名なTrend Micro, Inc(トレンドマイクロ)は、意外と10位になっています。
このあたりは日本では馴染みがないメーカーたちですね。
4位 : Webroot Software, Inc.
5位 : Malwarebytes
7位 : Cylance Inc.
8位 : Safer-Networking Ltd.
ちなみに、「9位 : Bitdefender」は、ソースネクストが販売している「ZERO スーパーセキュリティ」の開発元企業です。
なお、シェア率の統計は、OPSWATより出典させていただいています。
OPSWATとは
サンフランシスコに本社を置き、日本にもオフィスを構えているグローバル企業です。
主に世界中サイバーセキュリティソリューションを提供し、マルウェア対策のパフォーマンスと最新の脅威に関するレポートを公開しています。
セキュリティソフトの世界シェア率【商品別】
続いて、セキュリティソフトの世界シェア率を商品別にランキングしました。
出典:OPSWATが2020年5月に公表しているWindowsマルウェア対策市場シェアレポート より
見慣れない商品名が多いと思いますが、海外のみで販売している商品や、今は販売していない旧商品名。なかには法人専用の商品も含まれています。
どの商品のシェアが高いかを確認するうえでは、日本国内の一般家庭向けとしては、あまり参考にならないですね。。
参考程度に見ていただければと思います。
日本国内の販売ランキング・シェア率
今までは世界シェア率でしたが、より身近な日本国内の販売ランキングを見ていきましょう。
BCNランキングからの日本販売ランキング
BCNランキング(全国の家電量販店やAmazonなどのECサイトから収集したPOSデータをもとに集計したランキング)からの統計です。
出典:BCN AWARD セキュリティソフト部門2020 より
やはり日本国内では、トレンドマイクロのシェアが圧倒的なNo.1ですね。
2位と大差をつけた堂々の1位。セキュリティソフトの販売台数の約半分がトレンドマイクロという状況。
しかも、BCNが集計している今までのランキングでも、トレンドマイクロが12年連続で1位を取得しています。
殿堂入りもいいとこですね。
ちなみに、シェア率には変動ありますが、2009年から2020年まで1位から3位の順位に変動はありません。
- 1位:トレンドマイクロ
- 2位:シマンテック
- 3位:ソースネクスト
12年間この順位のままです。
Yahooショッピングからの販売ランキング
BCNランキングには、YahooショッピングのPOSデータは含まれていない部分もあります。
Yahooショッピングでの人気ランキングも見てみましょう。
Yahooショッピングのセキュリティソフト販売ランキング(週間) より
Yahooショッピングでは、意外にシマンテックが1位となり、トレンドマイクロは2位に下がっています。
これはランキング上位の商品が、他ECサイトでは販売されていない「月額版」といったプランで販売され、購入しやすいのも影響していますね。
楽天市場からの販売ランキング
Yahooショッピング同様に、楽天市場のPOSデータもBCNランキングに含まれていません。
同じく、楽天市場の販売ランキングも見てみましょう。
楽天市場のセキュリティソフト販売ランキング(週間) より
楽天では、マカフィーが2位に来ていますね。
こう見ると、販売店ごとにも特徴があって販売ランキングに多少のバラツキがありますね。
とはいえ、やはりトレンドマイクロはさすがに強い。
世界・日本の市場規模からみる利用ユーザーが多いランキング
いままでの世界シェア率。日本国内の販売ランキングを総計して、利用ユーザーが多いメーカーのラインキングを出したいと思います。
統計元は、
- OPSWATからの世界シェア(2020年5月)
- BCNからの2020年ランキング
- Yahooショッピングからの販売ランキング(直近の週間)
- 楽天市場からの販売ランキング(直近の週間)
としています。
結果は、
- 世界シェアでみると、シマンテック(ノートン 360)
- 日本シェアでみると、トレンドマイクロ(ウイルスバスター クラウド)
- 速度と安さを求めるなら、ESET(セキュリティソフトESET)
といったランキング付けとなりました。
国内で妥当トレンドマイクロを目指し、世界的に認められたブランド力と統計データをもとに、よりサービス向上の可能性が高い、シマンテック(ノートン 360)がオススメですね。
筆者も、シマンテック(ノートン 360)を愛用しています。
迷ったら当ランキングも参考にしてみてください。
セキュリティソフト シェア率のまとめ
セキュリティソフトの、世界シェア率と日本の販売ランキングのまとめです。
利用ユーザーが多いということは、それだけ
- 知名度が高い
- 信頼性がある
- 安心感がある
- 安定感がある
- 操作性がよい
- リピーターが多い
といったことに繋がると思います。
さらに、統計データをもとに機能や性能にフィードバックできる利点も大きいです。
迷いに迷ったら、当ランキングを参考に思いきって決めてしまうのもいいでしょう。